【開催報告】「分かる!作る!生活継続計画(LCP)のススメ」
「分かる!作る!生活継続計画(LCP)のススメ」と題し、会員向け防災勉強会を開催しました。
講師は、中小企業診断士の大須賀健一理事です。
◆LCP(Life Continuity Plan:生活継続計画)とは
災害時に家庭生活を継続し、居住環境の復旧を迅速に行うための計画です。家庭の「自助」のための計画づくり、と言えます。まだまだ一般的な用語ではありませんが、2010年代半ば以降、研究や行政における検討が行われています。
世田谷区地域防災計画(令和7年修正)では重点項目に「在宅避難の推進」を掲げていて、家庭での備えも重要性が高まっているといえます。せたがや防災士会では地域全体の防災力の底上げを図るため、LCPを勉強会のテーマにしました。

講話では、「東京とどまるマンション」などの施策紹介のほか、防災用品を備蓄するだけでは万全でなく、家庭でLCPを作成しておくことの重要性が述べられました。
特に、発災時の家族との連絡方法や備蓄物品を確認し、実際に使えるかを試しておくことで、万が一の場合に家族が離れ離れになったり、避難生活のストレス等で健康状態が回復しなくなるリスクを軽減できる点が強調されました。

◆グループワークによる実践
勉強会では、参加者がグループごとにLCPの作成を実践しました。発災時に家族全員が連絡を取れる方法(アプリなど)や準備する備蓄品など、「使える備え」を自分事として考える良い機会になり、会員同士で活発な意見交換が行われました。

◆「ホームサバイバルトライアル」の紹介
勉強会では、在宅避難を「体験」で変える家族の防災訓練として「ホームサバイバルトライアル」が紹介されました。これは、家庭において、電気・ガス・水道を制限した状態を作り出し、疑似的に被災体験を行うものです。
講師の大須賀理事も実際にチャレンジし、暗い中での簡易トイレの利用の難しさや、無意識に水分摂取を控えてしまったことなど気付きなどを報告しました。参加者の会員からも、様々な知見や意見が紹介されました。
「ホームサバイバルトライアル」は、リラックスの方法やトランプゲームなど災害時のストレスを減らす備えもチェックリストにあり、とても興味深く、重要な視点と言えます。
短時間からでもぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
(参照)防災士研修センターHP https://www.bousaishi.net/hst/homesurvivaltrial.pdf
参加者からは、
「家族で話し合っておくことの重要性を改めて実感した」
「備蓄品を実際に使えるかどうか試しておくことが災害時の安全安心につながる」
「LCPを小さなメモにして携行しておくと万が一の時に役に立つ」
などの感想が寄せられました。
せたがや防災士会では、今後も地域防災力の向上を目的に、実践的な学びの場を継続してまいります。
日時 9月6日(日)13〜15時
場所 砧総合支所区民集会所第2会議室
講師 せたがや防災士会理事・中小企業診断士 大須賀 健一
内容
・生活継続計画(LCP)の紹介
・これだけは家族とLCPで決めておこう
・「ホームサバイバルトライアル」の紹介
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